清く正しい本棚の作り方を試してミタ。
※このブログは以前に投稿した物を読み返して作り直した物になります。
先日、部屋の片付けをしていて本が多くてどうにもこうにも片付かない。本を束ねておくのも邪魔だし当た～見たい本が見つからない。本以外にも物が沢山散乱している状だ。
解決策として本棚を購入することになりコスパの良いホームセンターや緑色の家具屋さんとか探し回ること5店舗。どこのお店も自分の思うサイズ(ほんの高さにあった物)や形の本棚が無い。次にインターネットで色々と探しましたがやっぱり同じ、なかなか気に入った本棚がありません。本棚探しにほとほと疲れはてた時に一冊の本に巡り合いました。
それは戸田プロダクションの「清く正しい本棚の作り方」なんと直球なネーミング。
お値段税込み1,780円 速攻購入して熟読しました。
我々はなぜ、本棚を「自作」するのか？その自作本棚のメリットから本棚の設計、材料の購入、組立・仕上げ・塗装・設置(自身対策・完成年月日の記入)などまで丁寧に紹介されています。読むだけでも楽しい書籍です。
欲しい本棚が無ければ自分で作る。
私のやってみたい精神に火が着きました。
そんなこんなで清く正しい本棚の作り方を実践してミタ（笑）
材料の購入
近くの大型ホームセンターで3×6板（1820×910×18ミリ）のシナランバーコア合板材を購入します。
そんな大きい板家では加工出来ないし、ましたや車に積めないので当然カットもしてもらいます。
写真は我が家のファミリーカーへカットしてもらった材料を積んだところ。
本棚の後側に貼る背板のベニヤは別に購入します。
当然これも積み込めないからです（汗）
材料(合板)を購入時には新聞紙などを用意しましょう。
カットした細かな木のカスがいっぱい落ちます。
本棚作成の作業準備
材料を購入して家に着いたら作業を行う場所の確保です。
一日で出来上がるわけでは無いし腫れている日ばかりではありません。
その日は雨の予報だったので車庫の中で作業を行いました。
材料がキズつかない様に作業場の下に新聞紙又は作業用のブルーシートを敷きます。
ケガキ（材料に線を引く）
写真はケガキをしているところです。
ここで言うケガキとは棚板の位置を側板に鉛筆で印することです。
ここで注意することは作業する床を平らにする事が一番大事です。
コンクリートの駐車場は平らの様で平らではありませんでした（汗）
出来るだけ平らにする様に下に段ボールなどを差し込んで調整します。
上の写真がケガキをしている写真です。3本の線がかかれていますが、上下は棚板の厚みを示し真ん中の線がその芯の位置で点がビスを打つ位置を示します。
ケガキは結構大変でした。この時に曲尺（カネジャク）があると便利です。
寸法を計って行くと結構誤差があったりカットの精度の悪さにびっくりです。
ビス止め・組立
ケガキが終わったら次はケガキした位置にビスの穴あける作業です。
天白とドライバー又は電動ドリルドライバーにドリルの刃をしっかり止めて垂直に穴を開けていきます。この時にドリルの刃が突き抜けるで下に半端な板を抜けるドリルの刃より厚めに敷いて床にドリルの刃が当たらない様にします。
ケガキ下位置全部に穴が開いたらビスよりも一回り大きなサイズのドリルの歯を使いネジの頭が隠れるくらいの深さの穴を開けて大きくしておきます。
側板に穴が空いたら裏側の穴周りに付いた木っ端を取り除きます。
次は棚板の側板に当たる面に木工ボンドを塗り位置を確認しながら側板側から棚板にビス止めし組み立てて行きます。
この調子ですべての棚板を側板にビス止めして行きます。
一連の作業は平らな床に板を置いてやったほうが曲がらずに出来ます。
本当なら作業台なんかあると便利で効率的です。
パテ塗（ビスの穴埋め）
背面のベニヤ板のビス止めが終了したらビス穴などを塗装した時に綺麗に見せる為のパテ埋め作業です。
パテ埋め作業のコツはパテが乾燥すると凹んでしまうので、ふっくらと盛るくらいに行います。（盛りすぎると後のペーパー掛けが大変になるので慎重に行います）
パテ処理が終わったら丸一日乾燥させます。
ペーパー掛け
パテ処理終了後丸一日乾燥させ完全に乾燥していることを確認して、サウンドペーパーをかけます。
しっかりとパテを山盛りにしたつもりでも結構凹んでしまいました。
サウンドペーパーをかける時に気を付けなくてはならないのは、パテ処理の所と正面の棚板の切り口です。小口の角は毛がの基になるのでしっかりとペーパー掛けを行います。
特に切り口面は塗装しても下地が見えてしまいますで丁寧にペーパーがけします。
ペーパー掛けはサンドペーパーに板の切れ端を包んで平らな面で行うと綺麗にペーパー掛けが出来ます。
塗 装・仕上げ
ペーパー掛けが全て終わったら今度は塗装になります。
塗装に使う塗料は水性用塗料を使います。
用意する物は水性塗料と塗料を薄めるための容器、それと水性塗料用のハケとサンドペーパー(普通と耐水)です。
容器に適量の塗料を入れます。何度も重ね塗りを行ので量は適当で大丈夫です。
容器に入れた塗料に水道水を同じくらい入れてから良くかき混ぜます。
かき混ぜたら本棚を塗装していきます。先ほども書きましたが何度も重ね塗りするので薄く塗っていきます。
ある程度塗り重ねして塗装部分が乾燥したらサンドペーパーでペーパー掛けをしてハケの抜け毛や毛羽立ちを削り落とします。
ペーパー掛けしたらまた塗り重ねし乾燥したらまたペーパー掛けを行いを何度も繰り返します。
納得いくまでこれを繰り返します。
塗装が終了したら今度は耐水サンドペーパー掛けを行い最後の仕上げになります。
適量の水を棚に掛け優しく耐水ペーパー掛けします。
仕上がれ具合は棚板に耐水ペーパー掛けをすると急に動きが鈍くなり吸いつくような感じがするのでわかります。
塗料のカスを雑巾などで良く拭き取り、乾燥させます。
乾燥したら更に薄く水道水で薄めた塗料を雑巾に染み込ませて棚に軽く塗り込みます。
塗料の薄さは新聞紙に塗って字が透けて見えるくらい。
仕上げ塗装が終了したら良く乾燥させたら背板をクギで打ち付けます。
この時に出来れば曲尺か水平器を使って本棚が垂直に立つように調整しながらベニヤ板をクギ止めて本棚の完成です。
本棚の設置
出来上がった本棚を自身などで転倒しない様に部屋の壁面に固定します。
ホームセンターなどで販売されているＬ方の金具を使って固定します。
本棚の設計図
最後に作成した本棚の図面を乗せておきます。
本棚は長いものと短い物を上下に連結したものを2列に並べました。
参考になれば幸いです。
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